プラネタリウム(仮想現実)

なぜか思い立って、私は市内のプラネタリウムまで走っていた。

入ってみると、カプール数組と、女の子の集まりと、一人男(私を含む)が何人かいた。
定員には全然満たらず、ガラガラ。

初めて入ったプラネタリウムの中、直径23mの半球ドームは斜めにとりつけられ、顔を少し上げるだけで天頂を見ることができる。
始まると地平線には市内の夜景が映し出され、この状態だと薄明かりの夜空には星があまり見えないが、それを消去してしまうと一気に真っ暗だけど星だらけの宇宙空間、または晴れた糞田舎に放り出されるのであった!
身震いするほどに星だらけ…

冬のこの季節の夜空は一等星が多い為、星座の話を交えた説明は聞き覚えのあるものが多く、わかりやすかった。
また、今見える惑星、土星木星の話題、土星を周回しているカッシーニ、タイタンに着陸したホイヘンスから送られてきたタイタン地表の画像も出してくるなど、時事ネタもサポートしてる。

音楽も癒し系で、プラネタリウムは既に教育用というよりは、癒しスポット、デートスポットとして機能しているんだなぁ、と思いました。