ロリィタ、花粉症に泣く

今日はポケットティッシュを切らしていた。
マスクを付けることはロリィタのプライドが許さなかった。

花粉症で分泌される体液の処理方法は二種類ある。
外に出すか、内部循環させるか。
紙が少ない為、内部循環を選んだ。

それが胃を痛めることになった。
内部に落とされた体液は相当の量だったのか、胃が限界に達してしまい、張ってしまってかなりヤヴァいことになった。
なんとか家に着けたが、駅から家までの徒歩区間、何度も座り込んだ。
千疋屋のナプキンは、既に湿った紙と化していた。
VWWのハンカチは濡らしたくなかったが、最後の最後には諦めて濡らすことにした。

駅のホームでたばこ吸うやつがいて「死ね!」と思ったが、マイナスの気を送っただけで逃げ出した。
帰りの徒歩、火のついたたばこが落ちていた。「死ね!×○▽!!!」乙女にあるまじきはしたなさでたばこを踏みつけた。

あまりに酷い状況。見せられるものではない。今日は一人で良かった。
家に着いた。体を包む様々な拘束具のような服を脱ぎ、すぐに倒れ込みたかったが、花粉を落とす為にシャワーを浴びた。何もする気が起きない。寒い。寒すぎる。
布団に入る。37℃。仮眠を取ろう…

しかし花粉症はすぐには寝させてくれない。
吐きそうになったが、ガスしか出ない。つまり、体液と共に飲み込んだガスが胃を圧迫しているのだった。
教訓:春の晴れた日に花粉症患者は外出不許可。またはマスク必須。
23時半、無理矢理体温を36度まで下げて復活。