伏線

直接の伏線かどうかはわからないが…

AppleがNextを買収し(1996年)、NextのOPEN STEPを元に次期OS「Rhapsody」〜現在のMac OS Xに繋がるもの〜 を開発し始めた際、RhapsodyはIntelチップでも動作するものを開発するという発表がありました。(1997年)
しかし、実際に出てきたRhapsody「Mac OS X Server 1.x」はMac版しかなかったのです。(1999年)
Intel版は無かったことになってしまい(水面下に潜った??)、その話もいつしか聞かれなくなりました。
Mac OS Xの開発環境にはCocoaとCarbonがあり、Cocoa開発コード名 Yellow Box)はOPEN STEP由来の、CarbonはMac OS X Server後に登場した「Mac OS X」発表の際に追加で登場した(2000年)旧Mac OS由来の技術です。
Yellow Boxについては最初からIntel版も開発しているとのことでしたから「秘密の5年間」、それはCarbonの移植に手間取っていたのかもしれない。*1
そんな気がします。
参考:
ラプソディ
米Apple、次世代OS「Rhapsody」で、PC/AT互換機への対応を表明

*1:Classicは当然ながら移植対象外でしたね。