霊媒師(?)vs かつら ep.02

帰りの車内である。
母は封筒に5000円を包んで渡したらしいのだが、足りなかったかなー、と言っていた。
また、やはり体調の思わしくない母自身について聞くことを忘れているとも。
おじさんは、受け取ったお金を近所の神社に奉納してしまっているという。本業はあくまで工場長なのだ。
しかし「物」についてはそういうわけにもいかない。つまり、あのたくさんの剥製はお礼としてプレゼントされたものと考えるのが妥当だと思われた。
帰宅後、母屋の仏壇に線香を上げて先祖供養し、家の周囲の壁に線香を押し付けたりした。祖母には私の病気は腎臓病ということにしておいた。(精神病だと噂で大変になるので)

結果的にだが、今回は昔の祈祷のようなことよりも有益と感じた。
単なる神頼みではなく、最も重要なのが自分頼みであるからだ。
また、明るくなりさえすれば、何をやってもいいのだという結論が出た。