乙女感

「良い女は男に都合のいいお人形である」という考え方がありまして、これは「フィギュア萌え族」などと評されたアキバ系以前に男性優位社会では普遍的なものなのである。

ここでジェンダー論に振るつもりはないのだけど、私の結論では「乙女」とは単に男に都合のいいお人形ではないということだ。

乙女とは、
「かわいい」が最上の価値観である
弱いことはステータスになり得る(他人の庇護欲をかきたてるから、という自分本位の理由で)
自分の信じた道を突き進む。ここに他人を介入させることはない孤高の人である
自分が中心なので他人の都合はあまり考えていない
目的のためならば手段は選ばない
ただで利用出来るもの(人間含む)は利用する
ぶっちゃけ卑怯である
以上を上品かつスマートに実行する


このような乙女感をアキバ系に紹介したものの一つが「ローゼンメイデン」だと思うのだけど、その薔薇乙女達が人形であるということはなんという皮肉であろうか。